アトピー×奮闘記

脱ステと、それから

アトピー患者が知っておくべきステロイドの危険

アトピーという病気は、完治の方法が未だに見つかっていないため

唯一の対症療法であるステロイドとは切っても切れない関係です。

 

壮絶な脱ステを終えた私も実は、今でもステロイドにお世話になる時があります。

 

、、、が。

 

ステロイドはよく効く薬である分、使用には危険も伴います。

 

今回の記事では

アトピー患者が知っておくべきステロイドの危険についてまとめました。

 

f:id:akane1033:20171118070507j:plain

 

アトピー=ステロイドが常識となっている

アトピーの治療において

現在最も使われている薬がステロイドです。

 

皮膚科に行けば、当然のようにステロイドが処方されます。

 

最近では「ステロイドは良くない!」という認識が広まってきたこともあり

ステロイド以外の選択肢を与えてくれる皮膚科もあるようです。

 

私もステロイド以外のアトピー薬を試してみたことがありますが

やはり炎症を抑えるには、ステロイドが1番良く効きます。

 

ステロイドの問題点

アトピー患者の救世主であるステロイド。

 

よく効く薬であるがゆえ、ステロイドの使用には危険も伴います。

 

依存性が高い

一般的に処方されるのは塗り薬のステロイドですが

すごく手軽なんですよね、塗り薬って。

 

体の中に入れるものでもないし

皮膚に塗るだけ、で表面上はアトピーが治ったように見えます。

 

でも本当はアトピーが治った訳ではなく、薬で一時的に症状を抑えているだけ。

 

当然、ステロイドを塗らなくなると発疹はまた出てきます。

 

自分の肌に発疹があるところなんて見たくないし、何より痒い。

その辛さから逃れるために、ステロイドを使う事は簡単に日課になります。

 

私も、以前はステロイドに依存しまくっていました。 

 

副作用がある

ステロイドは手軽に処方され、手軽に塗れる薬ですが

よく使用されている割に、ステロイドの副作用についてはあまり知られていないのではないかと感じます。

 

私も、脱ステを行うまでステロイドに副作用があることを知りませんでした。

 

ステロイドの副作用については、こちらの記事を参考にしてください。

ステロイド系抗炎症薬の副作用 - Wikipedia

 

ステロイドを止めて起こるリバウンド(脱ステロイド)も、ステロイドの立派な副作用です。

 

 最終的にステロイドは効かなくなる

ステロイドには強さのランクがあるのをご存知ですか。

Strongest(最も強い)

Very Strong(非常に強い)

Strong(強い)

Medium(普通)

Weak(弱い)

という5段階のランクが、ステロイドにはあります。

 

自分が使っているステロイドのランクは、薬名をググると出てきます。

(ちなみに、私が脱ステ前に使っていたステロイドはVery Strongでした。)

 

ずっと同じ強さのステロイドを使っていると、体が慣れてきてステロイドが効かなくなることがあります。

 

そうなると皮膚科では更に強いステロイドを出すことで対応すると思いますが

もし自分が使っているステロイドがStrongest(一番強い)だったら、どうしましょう。

 

ステロイドでアトピーは「完治」しない

ステロイドは「薬」です。

 

「薬」は病気を治すために飲んだり塗ったりする場合もありますが、ステロイドは違います。

 

記事の最初にも書いた通り

アトピー完治の方法は、現在の医療ではまだ見つかっていません。

 

それゆえ、ステロイドは対症療法となります。

対症療法(たいしょうりょうほう)とは、疾病の原因に対してではなく、主要な症状を軽減するための治療を行い、自然治癒能力を高め、かつ治癒を促進する療法である。
病気そのものを治療するには、原因療法や自然治癒力の助けが必要である。

引用:対症療法 - Wikipedia

 

ステロイドは肌に出ている発疹を軽減するための薬であり

病気そのものを根本的に治す薬ではありません。

 

まとめ

今回の記事では

ステロイドを使うアトピー患者が知っておくべきステロイドの恐怖についてまとめました。

 

長期でステロイドを使うアトピー患者が知っておくべきステロイドの恐怖としては

①依存性が高い

②副作用がある

③最終的にステロイドが効かなくなることがある

④塗り続けても、アトピーが完治するわけではない

という4点が挙げられます。

 

最後に

今回はステロイドの危険な面について書きましたが

「だから脱ステしろ」という事ではありません。

 

アトピーの人は大体塗り薬のステロイドを使っている人が多いと思いますが

塗り薬のステロイドは効き目が穏やかな分、副作用などもすぐには出ないことが多いです。

(例えばステロイドの点滴の方が、副作用がすぐに出ることが多いようです。)

 

ただ、アトピーは完治する方法の見つかっていない病気なので

長い間、下手すれば死ぬまでステロイドのお世話になる人もいるかと思います。

 

でも、ステロイドって

長期の服用は、勧められていないんです。

 

これって、どう思いますか?

 

アトピーは治る方法が分からない病気で、一生アトピーと付き合っていかなければいけないかもしれないのに

唯一の対症療法であるステロイドは、長期服用してはいけない。

 

じゃあ、私達アトピー患者は一体どうすればいいんでしょうか。

 

結局

ステロイドに頼りすぎない対症療法を、自分で探していくしかないと、私は考えています。

 

私が試してみて効果のあったアトピー軽減法については、こちらの記事から↓

 

おわり!